ちょんな
「ちょんな」とは、木を削る大工道具として
古くから使われている手斧の事です。


<平成31年4月>

 節分が間近に迫った寒い日のこと。庭に植えてある紅梅が1輪、開花しているのに気が付きました。平成最後の冬は、あたたかくて、梅の開花もいつもより早い気がします。
 それでも朝は暖房なしには過ごせない寒さ。そんな中、寒風に負けず力強く花を開く梅に、もうすぐ春を感じました。
 それから数日経った日、1歳になる息子に母が用意してくれた天神様をお迎えしました。
 あらかじめ飾るスペースに、紅梅の枝を一輪挿しで生けておいたら、配達してくれた人形屋さんに絶賛されました。天神様は、梅にゆかりのある菅原道真公。選んだ人形も梅の枝を持っているデザインだったため、2つを飾るとお互いを引き立ててくれて、となりのお雛様には華やかさは劣るものの、とても素敵な雰囲気になりました。
人形

 私事ですが、幼いころから剣詩舞を習っており、詩吟に触れる機会が多いのですが、梅を題材にした句や歌はとても多いです。
 有名な歴史人たちも、春に先駆けて咲く梅の花の、凛とした美しさを愛でていたのかな、と、梅を見るたびに日本人でよかったな、と思います。
 桜ほどの華やかさはないですが、しっとりとした落ち着きのある美しさの梅。
 県西部にも、梅の名所はいくつかあります。舘山寺の昇竜しだれ梅園、気賀の長楽寺、引佐の奥山高原、フラワーパークにフルーツパーク。
 桜を愉しむお花見のように、梅のお花見ももっと広がっていったらなと思いつつ、もう少し、平成最後の梅を愉しみたいと思います。
 
<K.R>

前へ31年3月