ちょんな
「ちょんな」とは、木を削る大工道具として
古くから使われている手斧の事です。


<平成25年2月>

金谷の居酒屋 中屋酒店
 1月のある土曜日 午後4時少し前、金谷の五和にある この店へ集合。“五和”と書いて“ゴカ”と読みます。大井川鉄道五和駅のすぐそばにあるこの店では この時間 私達4名以外に数名が周りで開店を待っている状態。口コミでは、週末はこの時間でないと席に座れないし 飲まずに帰る事もあると云う。表の店は普通に日中 酒を売っていて 外観も酒店にしか見えませんが、奥が午後4時開店の居酒屋になっています。

 定刻の開店時間になり 予定の席も確保でき、まずはビールから。サッポロ瓶ビール赤ラベルを2本、キャベツとビールに合わせ もつ煮込みを、今回は4人なので料理は全て2皿ずつ。サッポロの黒ラベルは知られていますが、赤ラベルは、ラガービールの熱処理された程良い苦味のある味となっています。聞けば現存する日本最古のビールのブランドで130年以上前から少量生産ながら味を守り 造り続けられているビールと云われ 置いている店は少なく、懐かしい味がして 今のビールへと変化をしてきた味わいは 味以上の何かを考えさせてくれます。

 キャベツは1cm位にザク切りされ 皿に山盛りの上に この店のドレッシングがかけられただけの物、だけどこのビールに合っておいしい。定番のもつ煮込みと同時にのどの奥へ・・・。この頃には30人は座れる席は満席の状態。注文も他の客の間をはかって頼む様になり、他の人が何を注文するのか、何が人気なのか、気にかけながら注文する事になります。

居酒屋 店内

 途中から1人がビール1本を追加して 後は日本酒に変わります。地域性もあり、銘柄は島田の大村屋酒造の若竹。この酒蔵の酒は最近好まれるすっきりとした飲み易い酒(女泣かせ)もありますが、本来の少し重みのある味の酒も造られていて、この若竹も 程良い旨味を持ちながら 料理の味を損なわせず どんな料理にも合う酒で、地酒の日本酒を飲んでいる事を十分に実感をさせてくれます。そして いつもの様に皿の上に置かれたガラスのコップから 意識してあふれる様に注がれ下の皿に残った熱燗の酒は 何か得をした気持ちになり 一層幸せな気分にされてしまいます。

日本酒

 隣の客が注文した物が気になり、クラッカーにクリームチーズを乗せハチミツかオリーブオイルを付けて食べていた同じ物と、同じくチーズで カマンベールチーズの上に切ったトマトを乗せてチーズの下を少し焼き 上からオリーブオイルをかけた物を注文。どちらも日本酒に合い楽しませてくれます。酒も新潟の景虎“カゲトラ”に変り 店主のお薦めで焼き魚と たっぷりな量の静岡おでんを注文。私は酒5合位飲んだところで終了。最後まで店は満席状態で にぎやかで楽しい気持ちを十分感じさせてくれた店でした。会計は たっぷり飲んで食って¥13,000−とちょっと、1人当たり¥3,300−で少しのお釣り。若竹の酒には1合¥250−と札に書かれていました。

 酒店で終らず 地域的にもにぎやかとは言えないこの町で、休みがあれば他の酒屋へ飲みに行き、仕事は酒を売りながら居酒屋をやる。店内は飾り物は置かず、日本酒にこだわり、日本酒に合った料理を考え、客を集め やっている店主のこの店に、また来たいと誰もが感じてしまいます。客の約1/3位が30〜40代の女性でした。

 ちなみに私は軽のスズキのワゴンRで行き、車中 酒屋の駐車場で翌朝迄寝て 第2東名金谷インターから約20分 浜松浜北インター経由で帰ってきました。友人達も山の友人で皆シュラフ(寝袋)やら朝のコーヒーと少しの食糧を車載していて、田舎の夜空と朝の空気は何よりも気持ち良く感じさせてくれました。

<T.K>

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