建築委員会

第17回 現場見学会
 平成28年6月8日(水)、浜松建設業協会の人材育成事業である高校生による現場見学会を行いました。
 浜松工業高校の建築科の教師と2年生の生徒44名(男子23名・女子19名)が参加し、須山建設・中村組・杉浦組建設共同企業体による校舎棟と、X水野組による体育館棟の工事現場の見学をしました。

<工事概要>
工 事 名 平成27年度
 浜松市立中部中学校区小中一貫校整備工事(建築工事)
発 注 者 浜松市長 鈴木康友 様
建物概要
(校舎棟)
鉄筋コンクリート造 5階建て 延べ面積 9,743.99u
(体育館棟)
鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造) 2階建て 延べ面積 1,865.81u

 浜松建設業協会の杉浦建築委員長の挨拶のあと、校舎棟の木野所長と体育館棟の影山所長より工事概要、工程管理、安全管理、品質管理等を、また浜松市役所公共建築課の担当の鈴木さんより、設計や監理の説明して頂いた後、2班に分かれて現場へ。
杉浦委員長の挨拶 工事現場所長の概要説明
 ▲杉浦委員長の挨拶  ▲工事現場所長の概要説明
浜松市公共建築課より説明 工事現場見学-1
 ▲浜松市公共建築課より説明
 ▲工事現場見学-1
 校舎棟は鉄筋コンクリートの躯体を工事中で、1階では機械設備の工事が始まっていましたし、最上階では鉄筋や型枠の作業も見ることができました。また体育館棟では基礎のコンクリートの打設を見学しました。
工事現場見学-2 工事現場見学-3
 ▲工事現場見学-2

 ▲工事現場見学-3

公共建築課課長補佐の質問コーナー
 ▲公共建築課課長補佐の質問コーナー
 見学後には、公共建築課の瀧口課長補佐より現場の専門用語である、「アヒル・ネコ・ウマ・トラはどれでしょう?」というクイズコーナーが昨年に続いてあり、質疑応答の時間では生徒から多くの質問が出ましたし、女子生徒からは「女性は何人くらい働いていますか」といった質問もあり将来を真剣考えているようでした。そのせいか建設業協会の豊田副会長の「将来、建設関係で働きたいと考えている人は手を挙げて下さい」という質問に対してほぼ全員の手が挙がり、生徒達にとっても良い経験になると同時に建設業への魅力を感じていただけたように思いました。
 またこのことは私達建設業協会にとって、将来への希望とこの事業を続けている意義を感じることが出来る1日となりました。
 最後に、参加いただいた生徒達、ご協力いただいた関係各位の皆様方に感謝いたします。


見学会終了後に生徒さんからいただいた感想文を紹介します。
 先日は、中部中工事現場見学会にて、お忙しい中丁寧に御指導いただきありがとうございました。
 私は、大規模な工事現場に入るのは初めてだったので、今回の見学会をとても楽しみにしていました。現場に入ると何もかもが大きくて驚きました。初めて足場にも上り、意外と幅が狭く高さも低く、私はそのまま歩くことができましたが大人にとっては頭を下げて歩かなくてはいけない苦労があることが分かりました。
 授業で教わった鉄筋は、実際に見ると自分が思っていたより沢山使われていて、1本1本職人さんの手作業で組んでいることに驚きました。また、手作業だから1つ1つ確認ができ、強度もでるのだなと思いました。
 建物を造る為に沢山の企業が関わっていて、色々な所を同時進行で造っていくのはすごいと感じました。大勢の人が働くことで問題も出てくると思います。しかし、作業効率を上げるために仮設工事を工夫していて、こんなアイデアがあるのだなと感動しました。
 今回の現場見学のおかげで、建築に対する意識が今まで以上に高まり、理解を深めることができました。大規模工事は一般住宅とは違い、大きな建物を大勢の人達で協力し、造り上げるものです。完成した時のことを考えるとやりがいがあり、達成感、喜びはとても大きいものだと想像でき、誇りにできる仕事だと思いました。工事現場見学会で貴重な体験を得たことにより、今後は、様々なことに興味を持ち、これからの学校生活に活かしていきたいと思います。
 これから暑くなるのでお体にお気をつけてください。ありがとうございました。
 この度は、2時間という短い時間でしたが、本当にありがとうございました。私達にとってとても貴重な体験となりました。
 私達はまだ、鉄筋コンクリート構造の勉強を始めたばかりです。実際の現場を見て、「あ!これあれだな」とか「実際はこうなのか」など自分の目で見ることによって実感が湧き、これからも建築についてたくさん学びたいとよりいっそう思えました。
 最初、現場と聞くとガタイのいい男の人が重いものを運んでいるなど、少しこわいイメージを持っていました。ですが、現場にいる方々は皆さんとても優しく、仲が良さそうでした。とてもいい雰囲気で作業しており良いなと思いました。私達のどんな質問にも、真剣に答えてくれてありがとうございました。
 浜松工業高校の先輩が「まず色々なことに疑問を持ってください。」というアドバイスが私は心に響きました。なので、これから疑問に思ったことは、どんどんいろんな人に聞いて、自分の知識を増やしたいと思いました。
 この体験は、専門的な勉強ができる浜松工業高校ならではの事だと思うので、しっかり心に焼きつけておきたいと思います。
 将来について悩んでいた部分もありましたが、この体験を通して、やはり建築に関係する仕事に就きたいと強く思いました。現場の時間を割いて、このような貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。
 今回は、中部中学校の現場を見学させていただき、本当にありがとうございました。鉄筋コンクリートの構造について、勉強している最中の現場見学でした。実際に見学することで新たに発見することがあったり、より理解が深まったりと、知識と経験を強く結び付けられる有意義な見学となりました。
 その中でも、特に印象に残っているのが、校舎北棟の内部を見学したことです。配管も内装も施されていない状態を見ることができたので、建物本来の構造や工夫を詳しく観察することができ、鉄筋コンクリートの構造がとても良く分かりました。学校規模の建物の現場を見学するのは初めてだったので、高所作業車やタワークレーンを使った工事には少し驚きました。そのどれにも興味深い点が多く、見ていて迫力を感じるとともに、勉強になることが多かったです。
 また、その他に印象に残っているのは、様々な職種の職人の方々です。暑い日差しの中でも、休むことなく懸命に作業する職人の方々の姿は、とてもかっこよく感じました。
 自分は将来建築士になりたいと考えていて、設計か現場監督のどちらに進むかはまだ決めていません。どのような道に進んでも、こういった職人の方々の存在を忘れてはいけないなと改めて、強く感じました。
 最後に、今回の現場見学を通して本当に多くのことを学べたと思います。今回学んだことを活かし、今後の学習に大いに役立てていきたいです。このような貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
 今日の現場見学は、とても勉強になりました。浜松市内で大規模な現場見学ができ、嬉しかったです。ちょうど構造の授業で勉強したところを実際に見ることができてとても勉強になりました。実際に鉄筋コンクリート構造の建築物を施工しているところは初めて見ました。また、小中一貫校、学校の施工ということで、様々な工夫がありました。
 特にびっくりしたのは、電気やエアコンの配線がたくさんあった事です。あれだけ沢山あったら、複雑だなと思いました。そして、工期が長いという事から仮設工事で、道や材料を置く白線まで整備されていたのにも驚きました。それも全て“安全”ということが大切にされていると分かりました。
 南棟と北棟の間にある体育館のクールピットという仕組みを初めて知りました。採光が少ないからこその工夫であり、快適に過ごせて環境にも良く、欠点を無くせる程の仕組みだなと思いました。
 今回、たくさんの事を勉強してとても良い見学となりました。それと同時に、知らない事、習ったはずなのに分かっていなかったところもあり、勉強不足かなとも感じました。これからもっともっと色々な事を勉強していきたいです。
 学校を造ることは、多くの人が関わり、市民のみんなが過ごしやすいようにと考えられていることを改めて感じました。なので、いくら校舎が古いからといって雑に扱ったりすることなく、感謝の気持ちを持って過ごしたいです。
 本当に、今日は沢山の事を学ぶことができました。一つ一つがとても大切で、分からない、不思議だなと思うことを大切にしていきたいです。そして、私は将来どこで何をしているのか、何がしたいのか少しは明確になったような気がします。
 とても良い勉強ができました!ありがとうございました。
 今回現場見学させていただいて、とても勉強になりました。最初はこんな質問でもいいのかな?と思っていたけれど、質問したら、とても丁寧に答えてくださり、何でも疑問に思っていいのだと自信がつきました。些細な事でもすごく詳しく教えていただき、本当にありがとうございました。
 授業で学んだ事や学ぶであろう事もありましたが、それよりも、授業では教わらない所がたくさんありました。例えば、足場を組んだときにできる壁の穴はどうするのか?学んだ丸鋼は実際には全然使われていない事、スラブに付いている青い丸の印の意味等、とても面白かったです。普通なら、たぶん疑問に思わない部分が建築の勉強をしているから見えてきて、魅力を感じました。また、現場の仕事に興味も湧きました。現場の方々の雰囲気がとても仲良く楽しそうで、さらに惹かれました。
 足場に上ったのは初めてで最初は少しこわかったですが、上に行くと恐怖よりも興味の方が大きくなりました。何もなかった所に足場や、コンクリートの踏み場ができ、色々な時期に見たいと思いました。また、こんなに大きい建物を建てる時、どこから造り始めるのか等、さらに疑問が湧いてきて、とても短く感じる2時間でした。しかし、とても濃い2時間でもあり、色々な知識を身につけることができたと思います。他の建設現場にも行ってみたいと思いました。ありがとうございました!!
 先日はお忙しい中、僕たち浜松工業高校建築科2年生の為に、見学の時間だけでなく沢山の質問にも答えていただき、貴重な機会をありがとうございました。これからの僕たちにとって、非常に良い経験となりました。
 今まで見たことないような大きな機械や様々な工夫、使われる部材の意味など、見たり聴いたりして胸が高まりました。しかし、僕にとって最も印象に残ったのはある言葉です。それは、「現場は安心・安全が一番です。」という言葉です。そのような話は先生から聴いていました。ですが、百聞は一見に如かず。話だけではイマイチ実感できず、現実味がありませんでした。しかし、現場に一歩踏み入れると、そこはもう別世界でした。緊張感に包まれていて、先生の言葉の意味が分かりました。先程の言葉は、現場の方からの言葉ということもあり、すごく重く、意味が深い言葉として自分に取り入れることができました。この言葉がなかったら今の現場見学は成功しなかったでしょう。そのくらい響いた言葉です。
 また、皆さんの人柄も僕にとっては強く印象に残るものでした。現場の方ということでこわい方が多いのかなと思っていました。しかし、見学の際の説明や僕たちの質問に答えて下さる時など、とても丁寧で分かりやすかったです。僕たちの事を考えてくれているということが伝わってきました。現場の方のイメージが180度変わり、現場で働くことができたら楽しいだろうなと思いました。
 今回の現場見学を通して、建築に関しての知識が増えたのはもちろん、経験も増えました。本当に貴重な機会となりました。未来の中部学園が楽しみです。
 今回、中部中学校の現場見学に行って、授業で学んだ異形鉄筋やコンクリートの構造などを実際に見ることができ、とても貴重な体験ができました。
 鉄筋の梁などに使われていた主筋はとても太くて驚きました。そして、その鉄筋の本数、間隔、かぶり厚、圧接部の大きさやしっかりくっついているか等、1つの梁にも多くの確認や検査があり、それを全て確認しているという事は知らなかったです。凄いなと思いました。
 また、授業では習わないことも沢山知ることができました。場所等の関係で窓がない体育館(小)には、クールピットという大きな換気扇の様なもので体育館内の空気を地中に送り出すという装置が使われていた事。足場を組む幅が取れない時は“ブラケット”という三角形のものを使っている事。コンクリートにわざと溝?の様なものを入れて耐震性を高めたりしていることを知ることができました。そして、設計をするうえで、屋上にプールを設けることにより断熱性能を向上させる事。多目的ホールでは、9学年が交流できる空間を設ける等、様々な工夫がされているのだなと思いました。
 構造や設計のことだけでなく、作業がしやすいように資材を置く場所が決められていました。品質の良い建物を建てる為に1週間前くらいの天気をチェックする等、全体・月間・週間の工程表を作成し、しっかり管理もされていました。また、予算や人員を調整し、建物を建てるために多くの作業や確認等があることを知りました。
 今回の現場見学で多くのことを知り、もっともっと建築のことを知りたいと思えました。そして、社員の方や作業員の人達は皆、自分の仕事に誇りを持っている感じがして輝いていました。私も皆さんのようになりたいと思いました。
 今回は本当にありがとうございました。
 *生徒全員から感想を頂戴しましたが、その中から抜粋して掲載させていただきました。