建築委員会

第18回 高校生現場見学会
 平成29年6月14日(水)、浜松工業高校建築科の2年生42名と教師2名が参加し現場見学会を行いました。
 今年は半数以上が女生徒というなか、須山建設・常盤工業・山平建設共同企業体による校舎棟と、中村建設・浜建共同企業体による体育館棟の工事現場の見学をしました。

<工事概要>
工 事 名 平成27年度 浜松市立浜名中学校移転新築工事 (建築工事)
発 注 者 浜松市長 鈴木康友 様
建物概要
(校舎棟)
鉄筋コンクリート造 4階建て
延べ面積 8,175.73平方メートル
(体育館棟)
鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造) 2階建て
延べ面積 2,723.89平方メートル

 浜松建設業協会の建築委員長と浜松市役所財務部次長兼公共建築課長による挨拶のあと、共同企業体現場所長の須山建設JVと中村建設JVの各所長さんより工事概要、工程管理、安全管理、品質管理等を、また浜松市役所公共建築課より、設計や監理の説明して頂いた後、2班に分かれて現場見学を行いました。
杉浦委員長の挨拶 所長による説明
 ▲杉浦委員長の挨拶  ▲所長による説明
浜松市公共建築課より説明 見学状況
 ▲浜松市公共建築課より説明
 ▲見学状況
 校舎棟は各階でいろいろな工程を見ることができ、途中で生徒から様々な質問が出ていました。体育館棟では鉄骨のダイヤモンドトラス構造というなかなか見る機会のないもので、施工時には計算により10o支柱により上げておいて、鉄骨が組みあがったら支柱を外すと、正規の高さになる(・・・・・予定)という説明に感嘆の声があがりました。
質疑応答 副会長による講評
 ▲質疑応答

 ▲副会長による講評

 見学後の質疑応答の時間では、細かな所まで見て疑問に感じたことから、恋愛に関することまで、これまでになく積極的に生徒から多くの質問が出ました。そのせいか建設業協会の豊田副会長の「将来、建設の施工現場で働きたいと考えている人は手を挙げて下さい」という例年の質問に対して80%以上の生徒の手が挙がり、生徒達にとっても良い経験になると同時に建設業への魅力を感じていただけたようで、建設業協会にとって将来への希望を感じることが出来て、それぞれにとって有意義な1日となりました。
 最後に、参加いただいた生徒達、ご協力いただいた関係各位の皆様方に感謝いたします。

見学会終了後に生徒さんからいただいた感想文を紹介します。
 凄く貴重な体験ができました。いつも、自分達が通っている身近な「学校」を見学させてもらえたのは、とても良い時間でした。最初の話の時に、お客様に喜んでもらえる事がやりがいとおっしゃっていたのに、私は凄く感動しました。誰かの為に一生懸命に働くことは格好良いなと思いました。実際に、現場を見て回ると分からない事だらけでした。でも、現場の人が優しく、丁寧に教えてくれてとても良かったです。女性は、やはり少ないとおっしゃっていたけども、女性でも、働きやすい現場づくりをしていると聞いたので、少し現場で働く事に興味を持ちました。やりがいのある仕事をしている人達は、笑顔で仕事をしているんだなと感じました。
 今回見学させていただいた新浜名中建設現場は、僕達がまだ詳しく習っていないRC造とS造で、とても大きな現場だった。RCとS造は習っていないけど、職場体験フェアで習ったコンクリートを打つための型枠や左官さんのコンクリートを均しているところが分かり、実際に見られたのは大きな経験だと思う。構造では習った断熱材(発砲ウレタン)の取付け方等も分かり良かった。体育館は屋根はS造で、それ以外はRC造らしい。屋根は,かまぼこ状のアーチで、縦にかかっていない梁は微妙に曲がっていると知った。今は足場で固定されているが、外すとスライドし、はまるらしい。この時、アンカーボルトをコンクリートを打つ時に先に付けるのだが、柱がないので取付けに苦労したらしい。体育館の柱は5m間隔で、アーチは37mもあるらしい。校舎では、職員室の床は他の床(フローリング)とは違い、配線が通せる床にする為、手前の廊下と比べてみると少し高くなっていた。4階のまだ仕上げが無いむき出しの屋根と、屋上の床は1mで1.5cm下がる勾配になっているらしい。コンクリートも、打って強度が増してもクラックや凹凸があると、耐水性が落ちるから、左官さんが滑らかな面にする為に仕上げをしていると知った。今まで、家の周りや学校の現場見学で一戸建住宅しか見ていなかったけど、今回RC・S造の現場を見学させていただいた事は、大きな経験と就職先の選択肢も増えたと思う。貴重な体験をさせていただいて感謝しています。
 浜名中学校移転新築工事を見て、色々新しい事を知りました。普段、私達は建築の勉強をしています。しかし教科書だけでは分からない事が沢山あります。その為、このように実際の現場を見る事はいつも勉強している事の確認ができたり、部材と部材をどのように組み合わせるか等を知れたりしたので、楽しかったです。建築の仕事は地図に残る仕事と聞きましたが地図に残るという事は本当に凄いと思います。また、自分が頑張って造った物が人に喜んでもらえる事は嬉しい事だと思います。だから建築の仕事はやりがいがあると思います。僕も将来は自分が大変でも人を笑顔にできるような仕事がしたいです。
 今日の現場見学で、建築の仕事にもっともっと興味を持ちました。現場をあんなに近くで見せてもらえる機会はこれからも、そう沢山はないと思います。だから今日の体験は自分の将来の為にとても大切な体験になったなと強く感じます。
 私が一番印象に残ったのは、私達に一生懸命説明等をしてくださった現場の皆さんの人柄です。私達の目を見て、自分の仕事に誇りを持って話してくださる姿は、とっても輝いて見えました。私もあんなふうになりたいと心から思いました。
 学校で毎日建築の勉強をしていますが、自分はまだまだ知らない事が沢山あるんだなと思いました。これからもっともっと頑張って製図も上手に描けるようになります!
 今日はお忙しい中本当にありがとうございました!とても楽しかったです!!
 今まで家等、建物の見学は沢山あったのですが、学校という大規模な建物の見学は初めてでした。特に、鉄筋コンクリートや鉄骨造に触れ合う機会がなかったので、とても貴重な体験ができました。いつも授業でやっているのは座学で、絵や図ばかりで実際には見られない仕上げや構造が見られました。見学した全ての事が印象に残ったのですが、特に印象的だったのが体育館でした。体育館の中は屋根を取付ける為に足場が沢山あり、あの光景は初めて見ました。屋根はアーチ状になっていて、梁が真っ直ぐではなかったのも凄かったです。建物の構造以外にも、あんな暑い日差しの中で作業をしている職人さん達はとても凄いと思いました。そして、建物を造る大変さも実感しました。そして、1つの建物を建てるには自分が思っている以上に沢山の人が関わっている事が分かりました。今回の見学を通してこれからの経験に活かしたいです。ありがとうございました。
 今回の見学は、今まで製図で描いていた物を実際に見る事で部材が良く分かったり、アンカーボルトはとても小さいと思っていたのに実際は結構大きかったりした事でとても勉強になりました。また、屋根を造る上で足場は重要なものだという事を分かりました。インターンシップに夏、参加するのでもっと勉強したいです。後、教室の壁がどんどん出来ていく過程を見て凄いと思いました。僕は今回の体験で今まで大学に進学しようと思っていたのですが、建築の仕事がとても楽しそうで職場の雰囲気をとても良かったので就職しようと思います。
 今回は、普段はなかなか見る事のできない物が多く見られて、とてもいい体験になりました。特に驚いた所は、体育館のアーチ状の屋根です。1本1本がねじれて造られていて、それを人の手で取付けていくというのは、とても信じられませんでした。このような事業に、何万人という人が関わっているという事を聞いて、建築という世界はやっぱり凄いんだなぁと改めて感じました。自分もこの世界を目指して頑張っていますが、この世界で上手くやっていけるのか、少し心配になりました。でも、入社したての人も、現場の写真を撮っていたり、自分の出来る仕事をしていたので、僕も出来る事から一生懸命やっていきたいと思います。建築の世界は、なかなか入ることは難しい所だと思うので、浜工で学んだ知識を活かしてこれから頑張っていきたいと思います。
 中学校の新築工事を現場を見て、多くの事を学びました。授業とは違い現場を見る事で、授業で勉強したものが、どのような所で使われているか等を知ることができて、復習にもなり、より深く知ることができました。足場は周りから見た感じよりも、実際に歩いた時の方が高くて驚きました。少し前に行った名古屋の体験フェスで体験した、鉄筋の固定や型枠がとても多くあって、大変な仕事だなと感じました。質疑応答では、どのような人材が欲しいのか、必要な資格等知りたかった事が多く知れたので、これを参考に活かしていきたいと思いました。今回の現場見学で見たり、聞いたりした事が本当に勉強になったので、また、見学できる機会があったら見学したいです。
 *生徒全員から感想を頂戴しましたが、その中から抜粋して掲載させていただきました。