最新号 2025年1月
ハリネズミになりたい
最近、夜中に目覚める回数が増え、ぐっすり寝た気がしない・・・。
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド」によると、成人の睡眠時間は6時間以上を推奨していますが、4割近くの人が6時間未満であり、世界的にみても日本人は睡眠時間が短いという結果が出ているそうです。私も平均睡眠時間は5時間半程ですので、毎朝「もうちょっと寝たい」と残念な気持ちで起床時間を迎えています。
睡眠が不足すると、日中の眠気や疲労だけでなく、心身愁訴、注意力・判断力の低下によるミスや重大事故を誘発します。さらに慢性的になると高血圧、肥満、2型糖尿病、心疾患や脳血管障害などの疾病の原因にもなり、生活の質の向上のためにも良い睡眠を得たいと切実に思うようになりました。
とは言え、睡眠時間を増やすのは今の生活では困難なため、せめて睡眠の質の向上を目指します。
まず、自分の睡眠のリズムのチェック。浅い眠りと深い眠り睡眠リズムのチェック機能付きスマートウオッチで、自分の睡眠リズムを調べます。ついでにスマートウオッチの付属機能で動物の型診断。キリン(遅寝早起き、短眠ながら熟睡)、クマ(早寝早起きで安定熟睡)、イルカ(遅寝、短眠眠りが浅い)、ハリネズミ(遅寝、短眠眠りは深い)、オウム(睡眠安定)、カメ(リズム不規則)。なるほど、クマは呑気でいいなあ、などと羨みつつ、出た私の診断結果は残念ながらイルカでした。
さて、実行です。朝日を浴びる、軽い有酸素運動、お風呂は就寝1時間前に済ます、室内を薄暗く快適な温度に調整、そして寝酒は厳禁、就寝前にスマホは見ない。
更に、睡眠前のストレッチ、機能性パジャマの着用、睡眠サプリの服用、などなど。
身体を動かすこと、リラックスさせることを習慣化し、そもそも私はイルカなんだから短眠でも気に病むことないか、と開き直るようにしたら何だか睡眠への構えが取れて楽になりました。睡眠時間は短めですが、以前より深い睡眠が得られているような気がします。
これで私はイルカからクマに、いや、せめてハリネズミになれた、のかな?