2006年9月
今年も9月の第3月曜日は敬老の日各地でいろいろな催しが実施されるであろう。
少子高齢化が叫ばれ人口減少が現実の問題となりつつある中、静岡県でも65才以上の高齢者人口が20パーセントを超えたと報道されこれからは、年金医療福祉が大きな社会問題となっていることは承知のとおりである。
少子高齢化が叫ばれ人口減少が現実の問題となりつつある中、静岡県でも65才以上の高齢者人口が20パーセントを超えたと報道されこれからは、年金医療福祉が大きな社会問題となっていることは承知のとおりである。
そういう全般の大きな課題はさておき
来年から始まる団塊の世代の大量退職時代を迎え、益々熟年世代が街に溢れることになる。
退職したといえども60歳はまだまだ元気、体力、知力とも昔の年齢の80パーセントとか。そうすれば、事実年齢はまだ50歳前で第一線で十分活躍できる。
これらの人達の今まで培ってきた技術、技能、経験を伝えていかなければ修行や訓練によって身に着けたベテランの技が途絶えてしまう。これらの技術技能を持った人達とコンピューターに強い若い人達を適材適所に配置し、互いの持ち味を認識し学びあえる関係を職場に築いて欲しいものである。
それには定年になったから一律に条件面で低下するのでなく、能力主義や成果主義という言葉が使われる時代にはそれなりの配慮が必要である。
建設不況の現在はそれどころではなく会社の存続が第一であるが、一旦現場を離れるとなかなか現場に戻ってくれないもの。何とかつなぎとめておかないと、わが業界の匠の技と技能の断絶が心配だ。
<K.Y>