2007年7月
今年も安全週間がやってきた。各会社や地区ごとに安全大会が開催されることと思う。
災害は忘れたころにやってくる。言い古された諺だが近年は阪神淡路大震災をはじめ新潟中越地震、能登半島地震、外国ではカリフォルニア、インドネシアの大水害と続き、ながいこと言われ続けた東海地震が発生しても不思議ではない。
災害は忘れたころにやってくる。言い古された諺だが近年は阪神淡路大震災をはじめ新潟中越地震、能登半島地震、外国ではカリフォルニア、インドネシアの大水害と続き、ながいこと言われ続けた東海地震が発生しても不思議ではない。
自然の猛威の前に家屋や道路が破壊され不足する水や食料、不自由な避難生活を余儀なくされることも考えられる。猛威を振るう自然災害をなくすことは出来ないが、普段から建物や施設の備えはもちろん災害に備えての防災や減殺への取り組みを重ねておくことは非常に重要であり、地域や職場に防災組織が組織され防災訓練が実施されている。
我々建設業界の労働災害を考えると自然災害ではなく人為的災害がほとんどであり、後から冷静に考えれば、たら、れば、反省することがほとんどである。
建設業の特殊事情があるとはいえ事故があってはならないのである。現場ごと会社ごとそれぞれに適応した組織、保護具、施設,等の作業環境の整備だけでなく繰り返し教育されることにより安全への意識を高めることが労働災害撲滅へのみちである。
そのために現場パトロールや安全教育が実施されているが、自然災害のように災害を想定して訓練を実施すればより安全への意識が高まるのではと思われる。
自然災害、労働災害いずれにしてもあってはならないものであるが、ゼロにするのは不可能に近い。いかに少なくするかと常に考え十分な備えをしておくことが一番である。
<K.Y>