コラム「ちょんな」

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ちょんな 浜松建設業協会の総務・情報委員会メンバーによるコラムです。

2009年12月

 近くの方から、こんな話を聞きました。
 総合建設業はよろず相談所??
 そんな感じでお話を伺いました。

 花平成20年の6月から住宅を着工しました。
 平成21年の10月末現在で、まだ未完成でした。
 着工から1年3ヶ月たって出来てないんですよ。

 進捗率に直すと、80%くらいかな???
 どういう進行をしていたんだって思いたいぐらい・・・・・・

 そんなのある???
 さほどこだわった家ではないんです。
 今風のつくりの家・・・・・・・
 コストもかかっていないし、間取りも凝っていない。

 中を見せていただきました。
 やっていた大工のいい加減な仕事
 雑な仕事
 施主の要望と全く違う内容
 階段なんか、ボルトをフローリングに打ち込んであったりして・・・・
 小さいお子さんが居るんですけど、
 その子に対する対策はまったくされていない・・・・・・・・
 2階の廊下から、落っこちてしまいます。
 同じ業界人としてあまりにも恥ずかしい内容でした。

 こんな大工もいまだにいるんですね。

 しかも、気前がいいのかお施主様は、工事請負代金を全額支払い済み・・・・・・・・
 請け負いという言葉は請けて負けるって書きます。
 完成しなければお金なんかいただけないって私は思っているのですけど、
 このお宅は、いつになったら完成するのかしら????

 さらに聞けば、下請けの電気屋さんとか水道屋さんには、
 支払いが滞っている???
 支払った代金はどこへ????

 昔はよく聞きました。
 私も会社に入ったころ、雨が降った日に仕事をしてもらうために、パチンコ屋さんとか、オートレース場とか探しに行ったこともあります。

 このごろ、こういう職人さんは絶滅したものと思ってました。
 悪い大工に引っかかったとしか言えませんけど、こういう職人が一人でも居ると、業界そのものの評判が下がります。

 見積書も、数量を拾わず、一式計上ばかり・・・・・・
 何か言われても言い逃れができるようになってます。
 そういうところだけは頭が良いんですよね。

 業界そのもので啓蒙活動を行い、意識改革をしていかなければ・・・・・・・
 そう思いました。

<T.K>