2024年3月
GNSS(衛星測位システム)測量
現在地球を回っている人工衛星は、4,400個あると言われており、平成の初め頃からGPS測量が使われるようになりました。しかしながらGPS測量機器が高額であったため、普及が進みませんでした。
そうした中で複数の人工衛星を用いた衛星測位システム(GNSS)が普及し始めました。
GNSS測量(衛星測位システム)は、4基以上の人工衛星より位置がわかるもので誤差数センチメートルの高精度なGPSです。条件によっても異なりますが平面上の誤差が1センチメートル程度の場合もあります。高さに関しましては、人工衛星から地面への反射で計測しているようで実際のところはよくわかりませんが平面よりも少し誤差が大きく5センチメートルから10センチメートルのところもありました。
細かな水準測量等は、補足的な測量が必要ですが位置の把握であったり空間を認識するのに非常に便利なツールが出回りました。しかも10万円台で購入可能でスマホ(アンドロイド携帯)を使って瞬時に位置を測定できます。
GNSS測量器具を使えば、広大な土地であったり、高低差のある所でも一人でも測量できますし、短時間での作業が可能になります。もちろん、細かなところは、従来通りのやり方も必要になるかと思われますが少なくともこれからGPSを駆使した測量がどんどん普及してくると思われます。そのため、建設業においても人手不足解消や経費削減のためにもこうした最新の技術を積極的に取り入れていく必要があると思われます。
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