コラム「ちょんな」

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ちょんな 浜松建設業協会の総務・情報委員会メンバーによるコラムです。

2011年12月

 12月に入りました。何か気候が変ですね。近所の川沿いの桜が咲き若葉が出ています。
 紅葉はいつもなら終わっているのに今やっと見頃になっているようです。先日関西に行く用事がありました。やっと京都も紅葉見物が盛んになったようで道路も混雑していました。
 京都は「千年の都」と呼ばれ、古より日本の「都」であり続けました。京都の街を歩けばそこかしこに伝統と雅を感じることができることでしょう。

 今、京都のとなりの大阪が揺れています。
 選挙が終わり中央も巻き込み政治家も落ち着きをなくしているようです。選挙では大阪都構想がスローガンになりました。はたして大阪は「都」になって行くのでしょうか。

 行政のあり方はともかくとして、古来「都」とは天皇が住まわれているところの意味があります。浜松の私にとって大阪は「都」ではありえないし、「大阪都」は変な感じです。東京も今でこそ東京都にですが江戸時代には政治の中心であったにも関わらず「都」ではありませんでした。御所は京都にあり京は今でも「都」です。大阪は何を目指すのでしょうか。大阪を「都」とする国でも作りたいのでしょうか。

 大阪都構想は行政のやり方、効率を考えれば悪くないのかもしれません。「都」の本来の意味を考え簡単に結論を出すべきでは無いと思います。又、政治家の先生、物知りの先生たちも自分の利益や名声に媚びることなく、冷静に判断してもらいたいものです。

 「大阪が東京の物まねをしてもおもろくない。」

<K.K>