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2021年10月27日 建築委員会 第22回 高校生現場見学会

2021年11月10日(水)、浜松工業高校建築科の2年生41名(男子26名、女子15名)と教師2名が参加し、㈱鈴木組による施工の浜松修学舎高校の校舎新築工事の現場を見学しました。


〈工事概要〉

工事名:浜松修学舎 夢みらいプロジェクト90th新1号館、3号館他建築工事

建物概要:3号館 RC造 延床面積 2,648.86㎡
新1号館 RC造 延床面積 5,465.63㎡


浜松建設業協会の杉浦建築委員長の挨拶、その後、現場の監督さんより工事の様々な管理についての説明を受けてから、2班に分かれて現場見学を行いました。

杉浦委員長より挨拶杉浦委員長より挨拶

工事の説明

風もない穏やかな天候の中、順調に見学することが出来ました。3号館はすでに完成していて、当日は新1号館の仕上げ工事の段階ではありましたが、事前の説明で基礎工事・躯体工事については写真等で説明を受けていたこともあり、現在の仕上げ状況の見学中もこれまでの工事と関連付けた質問あり、生徒達には有意義な時間となりました。

工場現場見学

その後の質疑応答の時間では、現場を見て感じたことばかりでなく、現場監督の待遇や仕事内容・資格等について多くの質問が出ました。この現場には女性の監督がいたこともあり女性目線の回答もあったりして、女子生徒には良い機会となったように思います。

質疑応答 豊田副会長より挨拶

最後に豊田副会長より「災害時に復旧に向けて一番先に現地で作業するのは、地元の建設会社です。皆さんには建築の施工というものに関心を持ってもらうと同時に、地元に帰って地域に一緒に貢献してもらいたい」という熱い思いを伝えたところ、例年の「将来、地元の建設の施工現場で働きたいと考えている人は手を挙げて下さい」という質問には今年も70%程度の生徒の手が挙がりました。
ここ数年は将来の仕事としての建築の施工に関心を持っている生徒の比率が高く、大変嬉しく思います

最後に、引き渡し前のお忙しい中を準備いただいた現場の皆様に感謝いたします。

 


見学会終了後に生徒さんからいただいた感想文を紹介します。

今回浜松修学舎の新1号館新築工事の、見学させて頂きありがとうございました。大まかな工事は終わり、仕上げをしているところを今回は見させていただきましたが、多くの事を学ぶことができました。僕が見学前に気になっていた、工事を行うにあたっての気を付けていることは何か、現場監督の実際の仕事の内容、現場で働く人たちの様子などについても知ることができ、とても満足しています。
工事を行うにあたって気を付けていることについて、今までの現場見学やインターンシップでなんとなく理解していました。しかし、修学舎のような大規模な建物においてはどうなのかということについて、外工事や1階から7階へ順に上がっていって、途中にあった職人さんの様子を見たり、案内をしてくれた現場監督さんのお話を聞いたりして自分なりに考えることができました。
窓の工事を担当していた職人さんは、一枚一枚を丁寧に水拭きしつつ、水垢が残らないようにモップで何度も拭いて仕上げていました。最初の説明の時に、商品ということをおっしゃっていたので、一人一人が意識して作業に取り組んでいるんだなと実感できました。このような、細かなところまで気を配った作業をしているからこそ、完成品を受け取った時に依頼者は感動するんだと思いました。どんなことも丁寧に行うことで、相手に伝わることがあると分かったので、これから時間がかかっても丁寧に行うということを意識していきたいです。
現場監督の仕事について、実際のお話と頂いた資料を基に知ることができました。現場監督の仕事には、工程管理、原価管理、品質管理、安全管理の4つの仕事があり、どれも工事が終わるまで気を抜くことのできない大切な作業だ ということが分かりました。実際の現場監督さんからのお話を聞いて、4つの工程以外にも職人さんとの打ち合わせを大切にしていると教えていただきました。作業を行う中で、職人さんに指示をしたり、全体の作業内容を把握したりするのに、職人さんとのコミュニケーションは大切になってくると思いました。
また、今はインターネットが普及してタブレットやスマホなどで、遠くにいても打ち合わせができるようになっているけど、実際に会って話をしてみないと伝わらないことがあると教えていただきました。だから、現場からの帰りに事務所によってもらっているとおっしゃっていたので、コミュニケーション能力は どこへ行っても求められるということが分かりました。僕も将来、現場監督になって建設業に携わっていきたいと考えています。なので、今回教えていただいたことを忘れず、これからの学校生活を頑張っていきたいです。

 

 

今回の現場見学は浜松修学舎でした。初めに、現場監督者から、工事についての説明がありました。工事の写真や打ち合わせのための資料を見せていただきました。その中で、打ち合わせのための資料が一番、印象に残りました。なぜならば、その資料の多さと大規模さにびっくりしたからです。そこで、資料の作成をする上で、どのくらいの時間をかかるかと質問をしました。そして、早いときには、二日から三日をかけてつくり、ゆっくりで良いときは、一か月はかかると答えてくれました。なんとも、作業率の良さに改めて、感動しました。学校のような規模のものの図面を打ち合わせに間に合う数日でできることは、今の私には、とてもできないと思いました。けれど、どんな仕事でも忙しいときは、作業効率の良さと期限に間に合う大切さを学びました。

次に、実際に現場見学をしました。まず、外構の見学をして、水を流れるために勾配をつけたり、決められた高さを基準にしたりして、床の仕上げをしていると説明してくれました。私は、寒い中、職人さんが一生懸命働く姿にも感動しました。みんな一つの建築物 に手を加えながら、働いて、現場の素敵なところに気付きました。

続いて、学校の中に入って内装を見学しました。一階には、職員室があり、配線を床の下に設置することによって、より快適な空間を得られると説明してくれました。そして、職員室の廊下側には、壁が少なく、ほぼ開口部でした。また、3階の多目的室とラーニングスペースの間に壁を設けず開口部を張り付けていた。このように、全体を通してみると、部屋と部屋を壁で区切らず、ある程度のつながりを保つために開口部をつけて、設計した ところも興味深かったです。見学をしていて、紙でしかなかったものが、実際の形のあるものとして、現れるのは、現場の楽しいところだと感じました。見学をし終わった後に、質疑応答の時間を設けられ、現場でのトラブルを聞きました。そして、雨による浸水が一番のトラブルだと答えてくれました。考えると、確かに、天候は、コントロールできないものなので、現場で最もトラブルになるものだと納得しました。

最後になりますが、忙しいところ、このような機会を用意してくださり、ありがとうございました。今回の現場見学で、先輩らからのたくさんの学びを得ることができたから、良かったと思います。

 

 

今回は、私たちのために現場見学という貴重な機会を設けてくださり、ありがとうございました。

現場見学では、実際に自分の目で見ることにより、普段の授業や実習では想像しきれない本物の空間を感じることができ、疑問に思ったことや気になったこと、興味を持ったことについての質問をその場でさせていただきました。色々なことを学ぶことができたと同時に、より一層建築に興味を持ち、これからの学びに繋げていけるとても貴重な経験になりました。

今回、実際に卒業した先輩を見ることにより、現場を身近に感じ、卒業後の就職した際のイメージを広げることができました。正直、課題が多く、建築の道に進むのをためらっていましたが、今回、現場の楽しそうな雰囲気を実際に自分の身で感じ、現場の仕事についても興味を持ち、進路を考えていく際、建築関係の現場も視野に入れていこうと思うことができました。ただできている建築物を見るだけでなく、実際の職場として現場の話などを聞くことができ、普段の授業だけでなく、進路決定などにも生かすことができそうなことを、たくさん見聞きすることができ、とても充実した時間でした。現場の方々の笑顔が多く、質問したことにも笑顔で分かりやすく答えていただきました。とて も楽しく、見ていただけでも楽しいと感じることができ、実際に働くならこん なところがいいな、と思える現場でした。本当にありがとうございました。

 

 

今回は、私たちのために、現場見学の機会を設けてくださりありがとうございます。今回の現場見学でお話を聞き、現場を見て感じたことは、現場の皆さんがとても生き生きしていて、楽しそうに働いていたことが 一番印象に残りました。現場の雰囲気をよく保つようにするのは、現場監督の仕事のひとつということを聞きました。雰囲気をよくすることで心掛けていることは、朝と昼の朝礼でその日のやること、次の日のやることを伝えること、また、いろんな方とコミュニケーションをとることが大切だそうです。 そうすることで、仕事が被らないように調節することができ、現場の全員が気持ちよく作業ができる現場になるという話を聞きました。建物を作るということはとても大きなお金が動くということなので、その分の責任やプレッシャーは大きいものだが、それ故に仕事への姿勢はすごくしっかりしていて、とてもかっこよく見えました。現場で働くことの大変さや、楽しさなどを間近で見聞きし、良い経験となりました。今回学んだことを自分の進路に活かしていきたいです。

 

 

先日はお忙しい中、私たちのために現場見学の機会を設けてくださり、誠にありがとうございました。私たち学生では普段めったに体験することのできない経験をさせてもらったことはとても良い経験となりました。この経験を活かし今後の授業への取り組みや進路選択の良い材料として活用していきたいと思います。本当にありがとうございました。

今回の現場見学で私が考えていた現場と実際の現場では異なると感じました。正直私が思っていた現場とは力仕事がメインで肉体労働という言葉が最も似合う男の世界の仕事だ と思っていました。しかし、今回現場見学を通してそのイメージが大きく変化しました。ま ず一番に感じたことは現場の雰囲気です。明るく和やかでとても作業のしやすそうな雰囲気だと感じました。次に女性での現場の立ち位置についてです。今回、女性の現場監督が男女関係なく活躍している姿を見てとてもカッコいいと感じました。

私は現時点で設計の道に進みたいと考えていますなぜならこの世にないものを考え出すということはとても魅力的だと思うからです。しかし、今回の現場見学を通じて現場の魅力にとても惹かれました。設計が考え出す仕事とするのならば、現場は新たに作り出す仕事だと思います。お互い新しいものを作るために欠かすことのできない仕事だと思います。私は今回現場で働いてみたいと感じました。

今回は誠にありがとうございました。

 

 

今回の現場見学を通して、改めて図面を「かたち」にしていくことの素晴らしさや魅力を感じました。将来は、住宅関係の小規模なことに関わりたいと思っていた私に とっては、大規模である学校や施設などに携わるということにマイナスのイメージが ありました。「女性には大変だろう。」「難しそう。」などと様々なイメージがありまし た。ですが、今回の現場見学を通して、現場監督などもやってみたいと将来自分が就きたいと思う職業の幅が広がったように感じました。また、様々な会社が集まって1つのものを完成させていくことから、より多くのことを学ぶことができ、コミュニケーションの幅も広がっていくということに魅力を感じました。

実際に浜松修学舎の建物内や外観を見て、細かいところまで丁寧に作業をしていたため、素晴らしいなと思いました。私は、普段の生活でも期限が近づいてくると焦ってしまい、手を抜いてしまうことがあります。実際に丁寧に作業をしている方を見て、改めて自分のやり方を変えていきたいなと思いました。どんなに大変なことがあって焦ってしまっても見えないところや細かいところまで手を抜かずにしっかりとやっていきたいと思いました。一つ一つの積み重ねが、将来に役立つと感じたので改めて見直したいと思いました。お忙しい中、このような機会を設けくださりありがとうございました。

 

 *生徒全員から感想を頂戴しましたが、その中から抜粋して掲載させていただきました。